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【海外PR事例】隠れた資産を「無料」にして売り上げを25%UP! スウェーデンのO2Oプロモーション

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  • 海外PR/マーケティング

【海外PR事例】隠れた資産を「無料」にして売り上げを25%UP!_スウェーデンのO2Oプロモーション

ユニークなO2Oプロモーションを行いマスコミで話題となった、スウェーデンの小さな工具店「MalmoHardware Store」があります。O2Oとは、Webサイトやソーシャルメディア(Online)の活動によって、実在する店舗(Offline)の集客アップや購買促進につなげることをいいます。
今回は、同社が隠れた資産を「無料」にし、O2Oプロモーションを行うことで25パーセント売り上げを伸ばした方法をご紹介いたします。

「O2Oマーケティング」×「無料」で話題となった工具店

スウェーデンにある小さな工具店「Malmo Hardware Store」は、周りに工具を扱う巨大ホームセンターが立ち並びはじめたことで売り上げが落ち、悩んでいました。「このままではうちの店も潰れてしまう」そんな危機を目の前にした店主はあるアイディアを思いつきます。それは、売り上げが落ちている電動ノコギリや電動釘打ちなどの「電子工具」を無料で貸し出すサービス「Toolpool」を始めることでした。

このサービスは同社のFacebookページから利用できるようにしました。工具を借りるためには、Facebookページの会員になってもらい、借りたい工具と借りたい日を選び、レンタルできるような仕組みにしたのです。しかし、なぜ工具を無料で貸すだけで売り上げが伸びたのでしょう?

そのために工夫をしたのが、無料で工具を借りるためには、このサービス「Toolpool」を友達や家族にシェアすることを条件にしたことでした。そうすることで、Facebook上で口コミから同社の宣伝したのです。さらに、工具をレンタルする人が同店舗に訪れたことで、全体の来店客数を増やしたことが成功の要因となりました。

工具を借りに来た人がとった行動とは?

Facebookで工具のレンタル予約をした人が店頭にやってくると、ペンキやクギ、修繕テープといった消耗品を一緒に買ってくれる人が出てきました。人間の心理として、「無料で工具を貸してもらうのだから、この店で必要なものを一緒に買っていこう。」「何かしら買い物をしていかないと申し訳ない。」という気持ちが湧いてくるものです。

そんな、「ついで買い」をしてくれたお客様が増えたことで、店の売り上げは25パーセントアップ。新聞や雑誌、Webなど数多くのメディアでもそのユニークな取り組みが報道されました。次々と小さな工務店が閉店している中で、このプロモーションが店の経営を変えたのです。

無料プロモーションでお客様を引きつけよう

「無料」でプロモーションをするほど、お客様を集めやすい方法はありません。「無料お試し」「無料登録」など、「無料」であることを最大限にアピールしてプロモーションを行うことは、マーケティングでも有利に立つことができます。

今回のような事例は、日本でも多くのサイクリングショップが実施している「自転車の空気入れ無料」のサービスに似ています。しかし、大きな違いはO2Oプロモーションにしたことではないでしょうか?Facebookで同社のサービスを予約してもらうことで、口コミが広がり話題を集めることができたからです。

また、単に「無料」にするのではなく、お客様が「こんなものが欲しかった!」と喜ぶ、無料のプロモーションであるほど騒がれやすいといえます。このように太っ腹になって、先に損をする気持ちで、プロモーションを成功に導きたいものです。

参考http://www.themplsegotist.com/news/national/2013/february/4/sometimes-best-ad-solution-isnt-ad-all


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