失敗!?ユニクロのPR戦略、海外PR戦略をご紹介
ユニクロといえば、今や世界のファッションブランドとして、中国、韓国、シンガポール、イギリス、アメリカ、フランス、ロシアなど、海外で441店舗を運営しています。しかし、そんなユニクロの売り上げはいつも右肩上がりだったわけではありません。
初めて海外に進出したものの、イギリスでの業績も振るわず2002年、2003年の利益は大きく落ちこみました。では、ユニクロの快進撃は一体どのようにして作られているのでしょうか?今回は、ユニクロのPR戦略についてご紹介いたします。
ユニクロに足を運ぶと、ユニクロの自社商品のほかに、共同企画によって生み出されたコラボレーションTシャツ(UT)を見かけたこともある人も多いのではないでしょうか?日本で大人気のディズニーやスヌーピーといったキャラクターをはじめ、大人も好むおしゃれなデザインやかっこいいものまで、あらゆる人の嗜好に合わせてコラボレーションTシャツを生み出しています。
他の企業とコラボレーションをして、新しい商品を生み出すことをコラボレーションマーケティングと呼びます。ユニクロは、このコラボレーションマーケティングを率先して行っていることで、他にはないオリジナルの価値を提供しながら、消費者の関心を集めていると考えられます。
また2014年夏には、 “スター・ウォーズ”Tシャツデザインコンペティションとして、年齢、性別、国籍、プロ、アマチュア等の設けず、誰もが参加できるコンペティションが行われました。企業だけでなく、一般個人も巻き込んでコラボレーションを行うのがユニクロのうまいところでもあります。
さらにユニクロがコラボレーションしたのは、「ファッション」だけではありません。家電料品店大手のビックカメラと共同で、「ビックロ」と呼ばれるコラボレーション店舗が東京新宿にオープンしました。
「素晴らしいゴチャゴチャ感」をテーマとして、家電と洋服を一緒に見られるという、なんとも変わった店舗が誕生。今までにないことから、テレビや新聞で数多く取り上げられ、オープン時には4000人もの行列になるなど話題を集めました。
コラボレーションをすることで、今までにない斬新なものが誕生し、マスメディアに取り上げられることで相乗効果が増していくと考えられます。 話題を作ることで、注目を集めるユニクロのPR戦略は大成功だったといえます。
ユニクロといえば、テニス全米オープンで日本人初の準優勝を果たした錦織選手のスポンサーでもあります。試合後には錦織選手が着ていた洋服が売り切れになり、その宣伝効果は計り知れないものであったはず。
ユニクロの先を見据えたそのPR戦略こそが、常に「話題を作る」マーケティングとなっているのではないでしょうか。
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