最大の特長は「実名性」。現実世界の人間関係をネット上でも構築できるので信頼が高い
Facebookが他のソーシャルメディアと決定的に違うのは、アカウント登録をする際に「実名」および「一人1アカウントが原則」という点です。
もともとリアルな世界でも知り合いであったり友達であったりする相手とネット上でも繋がり、情報交換が行われます。
そこで交わされる情報は、現実世界でのクチコミに非常に近いものがあります。
情報発信する側は、「知り合いが見ている」「自分が何者かが知られている」ということを前提に記事やコメントを投稿しますから、それが抑止力となって嘘や適当な噂が混じる可能性が少なくなります。
すると、おのずとクチコミの信頼度が高くなっていきます。
Facebookという信頼性の高いプラットフォームに、企業も実名で参加することで、消費者との信頼構築やファン育成がしやすくなります。
そういう意味で、Facebookは企業マーケティングとの相性が非常に良いと言えるでしょう。
その証拠に、NTTコムリサーチ「第7回企業におけるソーシャルメディアの活用」の調査結果を見てみると、企業のソーシャルメディア利用状況はFacebookが断トツで高く、80%を超えています。
日本ではLINE利用者のほうがFacebookよりも多いですが、どちらかというと仲間内での雑談ツールに近く、ビジネスユースはあまりされていません。
またFacebookは「いいね!」をしてもらうことでファンの囲い込みができ、コメントをもらうことで対話型のコミュニケーションが生まれ、さらにシェアされることで、より多くの人にページが拡散されるという仕組みもマーケティング視点からみると大きな特徴です。