現代の市場は、需要をはるかに超える供給で溢れる一方、顧客のニーズは多様化しています。
万人向けの製品やサービスを作ろうとすると、コンセプトが曖昧になり、結局は誰も買わないものになりがちです。
つまり、現代のマーケティングでは、顧客のニーズを絞り、ピンポイントで突くような製品やサービスを作らなくてはならないのです。
こうしたターゲット選定は、オウンドメディアに人を呼び込む際にも意識しなければなりません。
ターゲット選定には、「セグメンテーション」と「ターゲティング」の2つを考えます。
セグメンテーションとは、ざっくりとした顧客の属性を掴むことです。
ターゲティングとは、顧客層の標的を絞り込むことです。
たとえば、「スポーツが好きな人」という大きなカテゴリーがセグメンテーションだとすると、その中で「野球が好きな10代の男性」というのがターゲティングになります。
スポーツ好き全般を対象にしたスポーツ用品店と、10代男性に向けた野球グッズの専門店では品揃えが変わってくるように、オウンドメディアでも誰を呼び込みたいかによってホームページのデザインやコンテンツは変わってきます。
これはセグメントとターゲティングのどちらがより大事という話ではなく、それぞれの企業に合わせて考えていくことになります。
自社の強みやアピールしたい商品・サービスの魅力を的確にWEBサイト訪問者に届け、顧客を獲得するためにも、自社の〝売り〟の部分が「どういう人たちのニーズとマッチするのか」を客観的に見極めましょう。
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