スマートフォンの急速な普及により、今やいつでも誰でも手軽に情報を発信できる時代となりました。
若い世代を中心に、SNSを介して情報を発信することも一般的に。最近では40代、50代、60代へも広がり、SNSの利用者の数、利用層共に拡大を続けています。
企業を取り巻く環境も、これまでとはまったく違うものとなっています。
もはや企業は、SNSをマーケティング領域のみで利用、活用すればよいというわけではなく、PRの領域においても大変重要な存在となっていることをまず理解しておきましょう。
一昔前のテレビ、新聞、ラジオを中心とした「マスメディア時代」には、大衆的、画一的なメッセージを発信すれば、それは日本全国に共通の情報として伝わっていきました。
対して、現代の「スマホ時代」は、個人が自らの興味・関心に合わせて情報を取捨選択できるため、企業から一方的な情報発信を行っているだけでは「個」に届かない時代。
企業は「個」とのつながりが持てるような、これまでとは違うアプローチを考えざるを得ません。
情報の主導権は、「企業」から「個」へと移行しているのです。
弊社はグローバルPRもご支援させていただいておりますが、このコトラーの言葉を痛感する機会が多く、グローバルに活躍する多くの企業は、SNSの活用にすでに多大な時間と予算を費やしている現実があります。
この日本においても、2019年、SNSの重要性はさらに増していくことは間違いありません。
企業の広報にとって、今最重要のテーマ。
“PR戦略にいかにSNSを連動させ、活用させるか”
が成功の鍵を握ることとなるはずです。
▼ SNSの現況
Facebook、Twitter、Instagramなど、各SNSの利用者は年々増加しています。
その影響力の大きさはすでによくご存知のことと思いますが、SNSの現況について、ポイントだけ整理しておきます。
・SNS利用者は年々増加。利用時間も増えている。
・Facebook、Twitter、Instagramにはそれぞれ特徴があり、目的やターゲットにより使い
分けることが求められる。
・大きな特徴として、Facebookは実名利用であるため男性ビジネスマンの利用者が多
く、Twitterは拡散性が高い。
・Instagramはここ数年で一気に利用者が増え、今一番HOTなSNS。10~30代の女性ユーザーが多いのが特徴であるが、全世代に拡大している。
・TwitterとInstagramは、投稿の際に「ハッシュタグ」が付けられる。
▼ バズるとは?
「バズる」とは、WebやSNS上で一気に話題が広まる状態のことをいいます。
SNSの特性として、ある情報を発信した後、その情報に対して「影響力のあるアカウント」が「リツイート」(コメント、投稿)などをすることで、この「バズる」という現象が発生することが多々あります。
いまだ影響力が大きいテレビである商品が紹介されると、翌日には店頭に行列ができ、話題になることでさらに行列ができて商品が売れに売れ、品切れ状態が続くという現象。
SNS上でもまさにこれと同じことが起こり、「バズる」ことによって、TVPRと同じような大きな効果を得ることができるというわけです。
SNS上で「バズる」際、TVPRと大きく異なるのが“影響力のあるアカウント”とはメディアに限らないという点。
SNS上では、個人で大きな影響力を持っている、いわゆる「インフルエンサー」が起点となって「バズる」ことが非常に多いからです。
「バズる」ためには、「影響力のあるメディア」「影響力のあるインフルエンサー」に取り上げてもらうことが大切です。
“「影響力のあるメディア」「影響力のあるインフルエンサー」に取り上げてもらうために、具体的にどう情報設計していくか”
という点が鍵を握ります。
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