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【TikTok】2019年Q1ダウンロード数ナンバー1アプリに:今が参戦すべきタイミング?(前編)

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  • デジタルマーケティング

 

最新流行のSNSアプリとして耳にすることの増えてきたTikTok。そのダウンロード数は過去数カ月で大幅に増加していますが、ブランドにとってTikTokに乗り出す時期がきたと考えていいのでしょうか?

 

TikTokは新しいSnapchatと呼ばれており、あるいは新しいVineと呼ばれることも。これら2つの先行アプリと同様のコンセプトを踏襲していながら、実際には似て非なるものでもあります。簡単に言えば、これらよりもスケールが大きいのです。

 

TikTokは旧「Musical.ly」の機能を統合したショート形式のビデオ投稿アプリで、中国発のショート形式ビデオ・アプリである「抖音(Douyin)」のインターナショナル・バージョンです。短くて面白く、クリエイティブな映像をユーザーがアップし、フォロワーにシェアするというもの。この数ヶ月のあいだに月間アクティブ・ユーザー数が5億人を数えるまでに成長しています。

 

最近のデータではTikTokはダウンロード数で常に上位に入っており、2019年Q1(第一四半期)にはGoogle Playのソーシャルメディア・アプリ部門においてダウンロード数ナンバー1となり、App Storeでも2位にランクイン。その急速な拡大に多くのマーケターが注目しています。続いては、ブランドにとってのTikTokの魅力についてみていきましょう。

 

 

▼ ジェネレーションZへの強力なアプローチ

TikTokによると月間利用ユーザー数の60パーセントが16-24歳であり、彼らは1日あたり46分を費やしています。ブランドにとって若年層ユーザー、つまりジェネレーションZに働きかけることができるのは素晴らしいチャンスですが、TikTokはユーザー制作のコンテンツに依存していることをきちんと理解しておきましょう。つまり、マーケティング戦略を計画する際には従来とは異なったアプローチが必要であるということ。

 

最初にSnapchatやVineと比較しましたが、TikTokはいわばSnapchatのエンゲージメントの高さとVineのクリエイティビティを一緒にしつつも、これら2つを足した規模よりもさらに大きなスケールを備えています。特に若年層における急激なシェア拡大もあり、ブランド展開の観点からTikTokを理解することは意味があると言っていいでしょう。

 

 

▼ エクスペリエンスにフォーカス

TikTokはソーシャルメディア・プラットフォームの新たなジェネレーションを形作っています。受動的にコンテンツを消費するのではなく、エクスペリエンスを作り出すことにフォーカスしているのです。つまり、受動的な消費者ではなくコンテンツの発信者という新たなジェネレーションを立ち上げようとしているのであり、これはとても前向きな動きです。

 

ブランドがこのアプリに参加するにあたっては、ルールに則って展開するのはもちろんですが、まずなによりもユーザーに対して真正(真摯)であることが重要。ユーザーはこれまでとは異なるアプローチでブランドとの関係性を築こうとしていますので、現状のマーケティング戦術をそのまま持ち込むだけでは十分ではありません。

 

例えば、Guessはアメリカのブランドで最初にTikTokでの展開を実施したブランドですが、「#InMyDenim」というキャンペーンを実施。既存のインフルエンサーを利用してキャンペーンの展開を行う一方で、ユーザー制作の映像をシェアするように働きかけることで、エンゲージ・エクスペリエンスの拡大を図りました。

 

 

▼ 新しいクリエイティブなキャンペーンをトライ

2019年、TikTokではつぎの4タイプの広告をサポートする予定です:

 

  1. インフィード+ネイティブ広告
  2. ブランド・テイクオーバー
  3. ハッシュタグ・チャレンジ
  4. ブランデッドレンズ(フィルター)

 

②と③の提供するエクスペリエンスによってブランドがオーディエンスにより身近になることで、アプリ自体はほかのソーシャルメディア・プラットフォームと差別化されるメリットがあります。TikTokはユーザーの活動によって運営されるプラットフォームであり、ユーザーにキャンペーンに参加してもらうために、ブランドはよりクリエイティブな手法を展開する必要があります。

 

③のハッシュタグ・チャレンジは、ブランドが真正かつ真摯に取り組むことで、大きな成功につながります。最近では、映画会社のドリームワークスが自社制作のネットフリックス向け作品のプロモーションのためにハッシュタグ・チャレンジを実施。「#SpiritRidingFree」のハッシュタグは260万以上のエンゲージメントを獲得し、540万以上のアクセスとなりました。

 

このようにTikTokならではのアプローチを採用することで有益なビジネス展開を期待できます。後編では、ブランドにとって今がTikTokでの広告展開を行うにあたってベストなタイミングなのかについて考えていきましょう。


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