執筆者:デジタルマーケティング事業部 阿部 真季
「よく投稿するネタがかぶる……」
「後になって投稿すべき内容があったことに気づく……」
SNS担当者がそういった失敗を繰り返してしまう原因に、「投稿する内容をその日に考えている」ことがあげられます。毎日イチから投稿内容を考えるとなると、どうしても視野が狭くなってしまいがち。あらかじめ投稿内容とタイミングを決めておけば、広い視野と余裕を持ってSNS運用を続けることができます。
コンテンツカレンダーとは?
どのSNSに、いつ、どんな内容を投稿するか、カレンダー形式にまとめた一覧をコンテンツカレンダーと呼んでいます。コンテンツカレンダーを作成しておけば、たとえば、SNS担当者が複数いたり、コンテンツの作成を外部に委託した場合でも、コンテンツ管理がしやすくなります。
コンテンツカレンダーを活用するメリット
・コンテンツを計画的に管理できる
あらかじめ2週間分、1ヶ月分のコンテンツを作ることで、内容のかぶりや、必要情報の抜け漏れなどがないよう計画性をもって投稿コンテンツの管理ができます。
・余裕をもってコンテンツを作れるので誤字脱字や画像抜けなどのミスを防げる
時間に余裕をもってコンテンツのチェックができるため、誤字脱字や、必要画像が投稿されていなかった、などのミスを防ぐことができます。
・上司や必要部署への確認を取る時間がうまれるので、投稿後の事故が減る
投稿をした後に、上司や担当者から修正依頼や内容に関する指摘が入ってしまった…という経験がある方もいるかと思います。コンテンツカレンダーを作っておけば、投稿前に上司や担当者に内容の確認をしてもらうことができ、投稿後に修正が発覚するという事故を減らせます。
・担当者が複数いても管理がしやすい
担当者が複数いる場合のあるある「今日は○○さんが投稿してくれていると思っていた!」というミスを防ぐことができます。どのコンテンツが完成していて、いつ投稿予定か、投稿予約は完了しているかまだかなどの状況が、コンテンツカレンダーを見れば確認ができるため、突然担当者が体調不良などで不在、となった場合でも焦らず対応できます。
コンテンツカレンダーを作る
それでは、さっそくコンテンツカレンダーを作成してみましょう。
・2週間〜1ヶ月分のコンテンツの数を決める
まずは、自社の投稿頻度に合わせて作るコンテンツの数を決めます。
・カテゴリーを決め、企画案を決める
次に、コンテンツの企画案を考えていきます。この時、ある程度、カテゴリーを決めておくと企画案も考えやすくなります。
たとえば、
・商品のリリース
・キャンペーンの告知
・セミナーの告知
・イベントの告知
・ブログの告知
・お役立ちハウツーコンテンツ
・社員紹介
・商品製作の裏側
・お客様の声、口コミまとめ
・話題になっている出来事
・話題にできそうな記念日
といったようにコンテンツのジャンルをカテゴリーとして作っておきます。
カテゴリーを作ることで、告知や宣伝ばかり続いてしまった、イベント情報ばかり続いてしまった…という失敗を未然に防ぐことができます。
たとえば、月曜日は商品のリリース、水曜日はお役立ちハウツーコンテンツという形で、曜日ごとにカテゴリーを決めてしまってもよいでしょう。
・投稿内容を作る
テキストやハッシュタグ、URLなど必要情報を記入、画像や動画などの素材もあらかじめ準備をし、コンテンツカレンダーと1つのフォルダにまとめておきます。
コンテンツカレンダーが完成したら
コンテンツカレンダーを作成したら、念のため一度、上司や担当者に確認してもらうとより安心です。上司のOKが出たら、あとは決めておいた日時に投稿していくだけ。しかし状況によっては、内容の変更や新規情報の発信が必要になることもあるでしょう。そんな時は無理矢理コンテンツカレンダーに従わず、臨機応変に対応しましょう。
またSNS、とりわけTwitterは、トレンドに敏感なSNSです。コンテンツカレンダーを作成している最中には思いもしなかった流行りが生まれることも多いので、コンテンツカレンダー作成後でも積極的にトレンドネタをチェックし、便乗していきたいところです。
テンプレートのダウンロード
コンテンツカレンダーのテンプレートはお問い合わせにその旨を書いてご連絡ください。担当よりお送りいたします。
自社のSNSに合わせてアレンジしながらお使いください。