執筆者：PR事業部 岡部 衣織
ものを買う時。どこかに行く時。何かを決める時。……多くの人が様々なタイミングで情報収集を行っています。情報化社会と言われるようになって久しい現代、私たちの生活と情報を提供する「メディア」は切っても切れない関係にあります。
メディアの種類は多様化していますが、テレビ、新聞、ラジオ、雑誌といった「マスメディア」の影響は現代社会においても大きいものです。「あの番組で紹介されました！」、「あの雑誌に載りました！」というポップを店頭で見たことはありませんか？店頭に限らず、インターネット上でも「テレビに出た」「新聞に載った」「雑誌の取材を受けた」という情報に出会うことは多いと思います。
テレビ離れや雑誌の売り上げの減少など、時代とともにマスメディアの持つ影響力に変化はあるものの、マスメディアで商品やサービスが紹介されるということは、消費者にとっても、生産者（事業者）にとっても、ポジティブかつ効果の大きい「情報」ではないでしょうか。
そんなマスメディアとの接触時間ですが、総務省が行った「平成28年社会生活基本調査」によると、全国平均は1日あたり2時間15分ということがわかりました。そして、この「マスメディアとの接触時間」には、意外にも「県民性」があるようです。
マスメディアとの接点が多い都道府県(＝1日あたりの「テレビ・ラジオ・新聞・雑誌」の時間が長い都道府県）1位は北海道（2時間38分）、続く2位は山口県（2時間37分）、3位は鳥取県（2時間23分）でした。
総務省が出している2018年の高齢化率と照らし合わせてみると、1位の北海道は20位（31.3%）でしたが、2位の山口県は4位（33.9%）、3位の島根県は高齢化率でも3位（34.0%）という結果で、高齢化が進んでいる都道府県の方がマスメディアとの接点が多い傾向にあるのかもしれません。
反対に、最もマスメディアとの接点が少なかったのは東京都（1時間55分）で、高齢化率では46位（23.1%）でした。
POINT
・マスメディアとの接触時間の全国平均は1日あたり2時間15分
・東京都は最もマスメディアとの接触時間が短い
・高齢化の進んでいる都道府県の方がマスメディアとの接点が多い可能性がある
【都道府県ランキング】スマホ・パソコンの使用率
現代の情報収集に欠かせないのがスマートフォンやパソコンです。仕事においても、プライベートにおいても、誰もが毎日必ず使っている……と言っても過言ではありません。
そんなスマートフォンやパソコンですが、1日の使用時間はどのくらいですか？おそらく多くの人がかなりの時間をスマートフォンやパソコンと過ごしているのではないでしょうか。
総務省が行なっている社会生活基本調査の結果によると、日本国民の9.3%が1日6時間以上スマートフォン・パソコンを使用しているそうです。
1日に6時間以上スマートフォン・パソコンを使用している割合が最も高い都道府県は大阪府（10.6%）、続く2位は北海道（10.5%）、3位は青森県（10.4%）、4位は千葉県・東京都（10.2%）でした。
現代の情報収集に追いて無視できないのが「デジタルメディア」の存在です。
メディア定点調査の結果によると、スマートフォンやパソコンを通じた接触（=デジタルメディアとの接触）が、メディア接触時間の51.6%を占めていることがわかります。
特に注目したいのが、増加傾向にあるデジタルメディアでの接触時間です。
メディア総接触時間を見てみると、「携帯電話／スマートフォン」からのメディア接触時間は10年前(2010年)には1日あたり25.2分だったのに対し、現在(2020年)は121.2分になっており、この10年で約4.8倍になっています。
情報が目まぐるしく発信・更新・変化するようになった現代社会において、マスメディアに比べて利便性（手軽さ）や即時性が高いことが、デジタルメディア普及の一因になっていると考えられます。
POINT
・1日6時間以上スマートフォン・パソコンを使用している割合の全国平均は9.3%
・デジタルメディアとの接触がメディア接触時間の過半数の51.6%を占めている
・「携帯電話／スマートフォン」からのメディア接触時間はこの10年で約4.8倍に
商品、サービス、会社の広報／PRにお困りの方
カーツメディアワークスは、マスメディアはもちろん、PC、スマートフォンで情報を収集する消費者行動にフォーカスをして広報戦略／PR戦略を構築いたします。
「売上につながる」オーダーメイドなPR戦略、マスメディア×デジタルのコミュニケーション設計、メディアの問合せを獲得するメディアインバウンド戦略など、クライアント様の課題に合わせ、広域にわたる「新・広報戦略」をご提案いたしますので、是非お気軽にお問い合わせ下さい。
